こんにちは。
今日は、ノートの取り方の本をご紹介します。
高橋政史さんという方が書いた「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」という本です。数年前にかなりブームになったので、読んだことがある方も多いかも知れません。
- 書いてあること・発言内容をそのまま写すだけ
- 書いたものを見返すことはほとんどない
そんなノートの取り方からは、もう卒業しましょう。
この本の内容は、社会人だけではなく、学生さんやお子さんの勉強にもとても役に立つ内容です。お子さんがいる方は、ぜひ親子で一緒に読んでみてください。
こんなノートの取り方は×
まず、よくないノートの取り方は
- きたないノート
- 小さいノート
- カラフルなノート
- メタボなノート
- コピペノート
- すし詰めノート
- 文字だけノート
- きれいなだけノート
と本の中では定義されています。詳細はぜひ本を読んでいただきたいので記載しませんが、何となく身に覚えがある方も多いのではないでしょうか。
この本では、具体的にどういう部分がよくないのか、イラストや写真を交えてわかりやすく説明してくれます。
道具にこだわる
手元にあるノートやペンは、100円ショップで購入したものではありませんか?
この本では、ノートやペンにもこだわった方がいい理由を紹介しています。確かに、書き心地の悪いペンや、裏写りするノートは使っていてあまり気分がよくありませんよね。
個人的に文房具が好きで、色んなペンを集めているタイプなので、この話はものすごく共感しました。
A4方眼ノート
使用する方眼ノートのサイズは、「A4」が推奨されています。詳しい理由などは本で確認してみてください。
この本が発売された当時は、まだ方眼ノートの種類が少なく、さらにA4となるともっと少なく、このニーモシネくらいしか見つけられませんでした。
すごくいいノートではありますが、ノートにしてはまぁまぁの値段です。
この本や、その後続々と発売されたノートの書き方本の影響もあって、現在はA4サイズの方眼ノートを見つけることは、そう難しいことではなくなりました。
その中でも、このコクヨのキャンパスは、値段も安くどこのお店にも大抵置いてあります。
実際に書かなければ意味がないので、ご紹介したノートに限らず、自分が「これに字を書きたい」と思うノートをぜひ見つけてください。
本の中で、「横向きのノートに書く」という内容が出て来ますが、縦のノートを横向きに使えばいいだけの話なので、用意するのは縦のノートで問題ありません。
ペン
書いたことを記憶に残すのに一番いいペンの色は「青系」です。
本の中にも解説がありますが、とある大学教授の論文に「青は創造性を生み、赤は正確性をつくる」という一節があるそうです。
文房具の中でも、ペンが個人的に好きなので色々買って試していますが、このエナージェルインフリーはとても書きやすくておすすめです。
普通のボールペンではないような色合いで、すごくきれいな文字の色なので、スケジュール帳にも合います。
発売当初は限定だったものが、人気が出たため通年商品になった製品です。文房具コーナーに行かれた際に、ぜひ試し書きしてみてください。
実例が豊富に紹介されている
実際にどんな風にメモを取ったらいいのか、写真付きで実例がたくさん紹介されているのもこの本をおすすめするポイントです。
ノートの取り方をいくら言葉で説明されても、いまいちピンと来ないと思います。その点この本は、実際にメモを取っている写真を確認できて、イメージしやすい作りになっています。
仕事だけでなく勉強にも役立つ
この本の内容は、社会人の仕事はもちろん、学校の勉強にもとても役立ちます。
仕事での活用
わたしは講師になる前、15年程事務をやっていました。
事務職だと、例えば「企画」や「アイデアを出す」など、何かを生み出すような仕事は担当する機会がありません。
では事務職には、この本の内容は役に立たないかというと、そんなことはありません。わたしの場合は、日々のスケジュールを方眼ノートで管理していました。
一口に「事務職」といっても、担当する業務は様々です。
そして、営業の人が思っているほど暇でもありません。毎日、細々とした仕事を同時進行で進めているはずです。
実際、わたしのノートを見た当時の上司は「それ、誰に習ったの?」と聞いてくるほどでした。
勉強での活用
本の中で、授業の内容や板書をどうノートに書くかという解説に、かなりのページが割かれています。
中でも印象的なのは
「ノートの使い方を教えてもらったことがない」
という言葉です。確かに、小学校に入って自動的にノートを取るようになりましたが、誰かに習った記憶はありません。
お子さんがいる方や、学生さんには、早い段階でこの本を読んでみて欲しいと思います。
正しいノートの取り方を知ると、その後の人生が大きく変わる可能性があります。
行動しなければ意味がない
いくらタメになる本を読んでも、その後実際に行動しなければ意味がありません。
わたし自身、最近はあまりノートを書くということをしていなかったので、
「本を読んだらすぐ行動する」
という事を、自分にも言い聞かせたいと思っています。
というわけで、今回は「頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?」という本をご紹介しました。
仕事にも勉強にも役立つ一冊です。興味を持った方は、ぜひ検索してみてください。
それでは。