コンピュータサービス技能評価試験(通称:CS検定)、ワープロ部門2級の中で、特に時間がかかるのが「課題2」の表作成です。
特に、左右に分かれた表は、作り方がよく分からないという方も多いです。
そこで今回は、左右に分かれた表の作り方を解説してみたいと思います。
仕組みが分かれば、通常の表作成と同じなので、サイトを見ながらゆっくり真似してみてください。
別々の表を横に並べることはできない
今回作ってみるのは、下図のような表です(表内の文字は省略)。
こういった形の表を作る時、まず知っておいて欲しいことは
別々の表を横に並べることはできない
という点です。
ではどうやって作っているかというと、1つの表で作っています。表と表の間に空白があるので、一見別の表のように見えますが、作り方としては1つの表です。
罫線を非表示にする
1つの表を、あたかも別々の表が隣り合っているように作るためには、表と表の間を空白にしなければなりません。
どうやって空白を作るかというと、その部分の罫線を非表示にします。
作成手順
では実際の作成手順を見てみましょう。
列数と行数を数えて表を挿入する
見本を参考に、挿入したい表の列数と行数を数えます。このとき、空白に見える部分を1列として数えておくのがポイントです。
どんなに幅が狭い隙間であっても、1列と数えて挿入するようにしましょう。
見本の表で列数と行数を数えてみると、下図のようになります。
つまり今回挿入する表は、
5列×6行の表(もしくは6行×5列の表)
ということになります。
表を挿入したい箇所にカーソルを立て、表を挿入してください。
罫線を移動する
表を挿入したら、見本を参考に罫線の移動をおこないましょう。
罫線の移動をおこなう際は、[Alt]キーを押しながら移動すると、スムーズに移動できて合わせやすいですよ。
本来のCS検定であれば、上下の文字列を参考に罫線を合わせると思いますが、今回は文字がないので、右側2列は半分ずつくらいになっていればOKです。
罫線を非表示にしたい列を選択する
次に、罫線を非表示にしたい列を選択しましょう。
↓
「線種とページ罫線と網かけの設定」ダイアログボックスを表示する
列選択ができたら、下図を参考に「線種とページ罫線と網かけの設定」ダイアログボックスを表示しましょう。
[Alt]キー、[A]キー、[B]キーの順番に押すと、マウスを使わずに「線種とページ罫線と網かけの設定」ダイアログボックスを表示することができます。
「線種とページ罫線と網かけの設定」ダイアログボックスが表示できたら、
不要な横罫線を非表示に設定しましょう。
下図のように、プレビューの横罫線をクリックすることで、実際の表の横罫線を非表示に設定できます。
横罫線をクリック、もしくは左横にある3つのボタンをクリックし、
プレビューの横罫線が非表示になったことを確認したら、「OK」ボタンをクリックしてワードの画面に戻ります。
ワードの画面に戻り、どこか別の場所を一度クリックしましょう。
列選択が解除され、横罫線が非表示になっていることが確認出来る筈です。
あとは、見本を参考に罫線の設定をおこなえば完成です。
以上が、左右に分かれた表の作成方法です。
CS検定のワープロ部門2級では、この形の表が出題される確率が非常に高いです。2級を受験予定の方は、ぜひ練習をしてみてください。
それではまた。