こんにちは。
今回は、タイピングさえできれば受験できる資格についてご紹介します。
タッチタイピングができる方はもちろん、これからタッチタイピングの練習をしていこうと思う方の目標にもなると思うので、興味のある方、資格を取りたいと思っている方はぜひ目を通してみてください。
タイピングだけで受験できる資格
「ワードやエクセルはできないけど、タイピングだったら頑張れる」
という方におすすめの、タイピングだけで受験できる資格を
- 試験実施方法
- 受験料
- 難易度
などの項目でまとめました。
キータッチ2000
1つ目は「キータッチ2000」という資格です。日商簿記と同じ日本商工会議所が実施しています。
試験方法
試験は、会場に用意されるパソコンで実施されます。
画面に表示された文字をひたすら入力し、10分経ったらその場で自動的に採点がおこなわれます。
結果を待つ時間はドキドキするので、その場ですぐわかるのは嬉しいですね。
試験日・会場
キータッチ2000に決まった試験日・会場はありません。各自で「日商ネット試験施行機関リスト」から、近くの試験会場を探して申し込みます。
受験のタイミングも自分で決められます。十分に練習を積んで、大丈夫と思ったタイミングで申し込みをおこないましょう。
受験料
受験料は1,570円(税込)と非常に安いです。ほかの資格と比べると、チャレンジしやすいのではないかと思います。
難易度
10分間で、2,000文字の入力に挑戦します。
キータッチ2000は「合格」「不合格」という結果ではなく、10分間に入力できた文字数によって「技能認定証明書」が発行されます。
必ず何かしらの証明書が貰えるので、
「不合格になるのが怖い」
「受験料を無駄にしたくない」
という方でも、チャレンジしやすいのではと思います。
必ず何かしらの結果が貰える、という意味で、難易度は低めです。
ゴールドホルダー認定書制度
10分間で2,000文字すべてミスなく入力できた場合「技能認定書」のほかに「ゴールドホルダー認定書」が発行されます。
こちらは非常に難易度が高いですが、もし取得できればタイピングスキルが非常に高いことを証明できます。
ビジネスキーボード
続けて2つ目は「ビジネスキーボード」です。こちらも日本商工会議所が実施する資格試験です。
試験方法
キータッチ2000と同じく、会場に用意されるパソコンで実施されます。
画面に出題される問題と同じ文字や文章を、制限時間内に入力していきます。
ビジネスキーボードの試験時間は25分です。時間になると自動的に採点がおこなわれ、その場で結果がわかります。
試験日・会場
ビジネスキーボードもキータッチ2000と同じく、決まった試験日・会場はありません。各自で「日商ネット試験施行機関リスト」から試験会場を探して申し込みます。
受験料
ビジネスキーボードの受験料は、2,620円(税込)です。キータッチ2000よりは高いですが、それでも他の資格試験に比べるとかなり安いです。
難易度
制限時間内に入力できた文字数によって、S・A・B・C・Dの5段階にランク付けされます。
ビジネスキーボードの入力は、日本語だけではなく英語と数値も含まれています。日本語がいくら速くても、上位ランクにはなれません。
また、
行内で一文字でも誤りがあった場合、その行の入力文字数は0としてカウントされる
という厳しいルールがあるので、高ランクを取るためには、入力の正確性が非常に重要になってきます。
上記の点から、資格試験としての難易度はかなり高いと言えます。
ビジネスキーボードマスター認定書
日本語、英語、数値の3科目すべてで「S」評価を得た受験生は、申請をすることで「ビジネスキーボードマスター認定書」が授与されます。
もしこれが取得できたら、最高レベルのタイピングスキルを持っていると証明できます。
タイピング技能検定(イータイピング・マスター)
3つ目は「タイピング技能検定(イータイピング・マスター)」です。イータイピングという入力練習サイトを運営しているイータイピング株式会社が実施する検定試験です。
試験方法
インターネットに接続され、動作条件を満たすパソコンがあれば、24時間いつでもどこからでも受験することができます。
受験料の支払いに銀行振込を選択した場合は、入金確認後の受験になります。
試験日・会場
自分の好きなタイミングで、好きな場所で、好きな時間に受験することができます。使い慣れた自分のパソコンで受験できるのは嬉しいですね。
受験料
受験料は、受験する級により異なります。8級は、サイト上で無料で受験することができます。
- 特級~3級 5,500円
- 4級~5級 3,850円
- 6級~7級 2,750円
難易度
8級から7級は「入門レベル」、6級から5級は「初級レベル」、4級から3級が「中級レベル」、そして2級から特級が「上級レベル」と位置付けられています。
受験する級によって、出題される内容も異なります。
すべての級の模擬試験を、サイト上で無料受験できますので、自分にあった級を見つけて練習すれば、取れない資格ではないと思います。
文章入力スピード認定試験(日本語)
令和3年度7月検定より、試験内容が改定になります。それに先立ち、試験の名称が変更になっていました。
詳しい改定内容はこちらからご確認ください。
今後、実施団体のホームページを見て、随時内容の変更を行っていきます。
最後は「パソコンスピード認定試験(日本語)文章入力スピード認定試験(日本語)」のご紹介です。(日本語)とついているのは、「パソコンスピード認定試験文章入力スピード認定試験(英語)」という試験もあるからです。
この認定試験は、日本情報処理検定協会が実施しています。
試験方法
制限時間10分以内に、問題文を入力していきます。過去問のPDFデータがサイトで配布されているので、パソコン画面上ではなくプリントを見ながらの入力という形式だと思われます。
試験日・会場
この試験は団体受験が基本となっていますが、個人で受験する場合は、サイトから個人受験対応校を探し、そちらに申込みをおこないます。
受験会場も、申込みをした個人受験対応校になります。
個人受験の詳細や、最寄りの個人受験対応校検索は以下のページからおこなってください。
個人受験対応校がかなり少ないです。最寄りの対応校があるかどうか、勉強をはじめるより先に確認することをおすすめします。
受験料
受験料は1,200円と非常に安価です。個人受験対応校が近くにあれば、挑戦してみてもいいのかなと思います。
難易度
10分以内に入力できた文字数によって、5級から初段までの認定を受けられます。
- 初段 1,500文字以上
- 1級 1,000文字以上
- 2級 700文字以上
- 3級 500文字以上
- 4級 300文字以上
- 5級 100文字以上
合否を判定する検定試験ではないので、何かしらの級を取得することができて難易度は低めです。
タイピングだけで受験できる資格まとめ
今回は、タイピングだけで受験できる資格についてご紹介しました。
タッチタイピングの練習をするのに、何か目標があったほうが頑張れのではと、個人的には思うので、こういった資格の取得を目指して、毎日練習を頑張ってみてはいかがでしょうか。
これは実体験ですが、1つ資格が取れると自信がつきます。そして、また次頑張ろうと思えるので、ぜひ最初の一歩を踏み出して欲しいなと思います。
それではまた。