こんにちは。
福岡で実施される「コンピュータサービス技能評価試験 一般募集試験」まで、1ヶ月を切りました。出願された方は、日々時間をやりくりして、試験勉強に励んでいることと思います。
そこで今回は
の2点について、改めてまとめてみたいと思います。
特に独学の方は、ぜひ一度この記事の内容に目を通して頂ければと思います。
確認しておきたいポイント
まずは確認しておきたいポイントについてご紹介します。
ワープロ部門・表計算部門の両部門共通の内容、ワープロ部門のみの内容、表計算部門のみの内容に分けてご紹介しますので、必要な部分を確認してください。
両部門共通
まず最初は、ワープロ部門・表計算部門の両部門に共通するポイントから確認しましょう。
全角で入力する部分
CS検定では、入力にあたり「全角」と指定がある箇所があります。それは「受験番号」「受験者氏名」「ファイル名」の3箇所です。
受験番号
受験番号の入力ミスは、減点が大きいと言われています。
テンキーで入力した数字とハイフン「-」は、いったん半角で入力されます。テンキーで入力する方は、必ず全角に変換するようにしてください。その際、「スペースキー」で変換するのではなく、「F9」を使って全角英数に変換したほうが、ミスする確率を下げられます。
「F9」キーは、数字のキーの上に並んでいるファンクションキーの1つです。
数字とハイフンを連続して入力し、そのまま「F9」を押すと、全体が全角に変換されます。
スペースキーでの変換は、変換対象が細かくわかれるため時間がかかり、変換ミスの原因になります。全角への変換には「F9」を使うようにしましょう。
入力内容だけでなく、入力する場所のミスにも気を付けるようにしてください。
受験者氏名
受験番号と同じく、受験者氏名の入力ミスも減点が大きいと言われています。
入力は「全角ひらがな」と指定がありますので、いつものクセで漢字変換をしないように気を付けてください。
保存名
ファイルの保存名も「全角」と指定があります。数字と英語の部分は、特に注意して入力するようにしましょう。
ここでも「F9」を使うと便利です。漢字部分は「スペースキー」で変換し、数字や英語の部分は「F9」を使って変換するように練習しておきましょう。
九州文化出版のテキストを使って勉強している方は、保存名を「課題21M」といった形で練習していると思いますが、本番の保存名は形式が違います。
よく見て入力するように気を付けてください。
保存
ファイルの保存は早い段階でおこないます。そして課題を進めつつ、適宜「上書き保存」をかける、という流れになります。
名前を付けて保存
一部の課題を除き、受験番号と受験者氏名を入力したらいったん「名前を付けて保存」をおこないます。これはCS検定に限らず、普段の書類作成でもぜひおこなって頂きたいポイントです。
そして、「名前を付けて保存」は「F12」を使うようにしましょう。
文書やデータを保存する前に「パソコンの電源が落ちる」「停電する」といったことが発生すると、せっかく作成したデータは消えてしまいます。
新しいバージョンのオフィスソフトには、自動バックアップ機能がありますが、バックアップするように設定していなければバックアップはおこなわれません。
早い段階で「名前を付けて保存」を実施するクセをつけてください。
上書き保存
早い段階で「名前を付けて保存」をおこなったら、作業の途中で適宜「上書き保存」をおこないましょう。「手が止まっている時」「何か考えている時」が「上書き保存」のベストタイミングです。
例えば入力する文章を確認している時や、関数を考えている時などです。
上書き保存のショートカットは、「Ctrl」+「S」です。
特に、検定の残り10分以降は、1つ作業をおこなう毎に「上書き保存」をおこなう位の頻度で、こまめに保存していきましょう。
ワープロ部門のみ
次に、ワープロ部門で気を付けたいポイントをご紹介します。
半角は使わない
ワープロ部門の課題に、半角文字は一切出て来ません。数字はテンキーを使って入力しても構いませんが、必ず全角に変換するように気を付けましょう。
スペースの入れ忘れに注意
課題2の表や、課題3のイラスト・地図の位置を決めるとき、周囲の文字列を参考にすると思います。入力した文字の位置がずれていれば、当然その文字を参考にした表やイラスト、地図の位置もずれてしまいます。
特に課題3は、文章を自分で入力しなくて済む分、スペースが入っていることに気づきにくいです。しっかり確認するように気を付けましょう。
表計算部門のみ
最後に、表計算部門で気を付けたいポイントをご紹介します。
半角/全角の切替
表計算部門では、英数字を入力する部分と、日本語を入力する部分とでしっかりと「半角/全角」の切り替えをおこないましょう。
最初に「受験番号」「受験者氏名」「保存名」を全角で入力するので、そのまま数字も全角で入力する人がいますが、時間が余計に掛かります。数字を入力する時は必ず半角、をしっかり練習しましょう。
罫線の崩れに注意
罫線を設定した後、計算式や関数をオートフィルでコピーすると、罫線の設定もコピーされ罫線が崩れることがあります。
出来れば罫線の設定は、オートフィルの後におこなって欲しいところですが、人によって先に罫線を設定したい人もいると思いますので、その方たちは特に気を付けてください。
罫線が崩れないようにするには、オートフィルの直後右下に表示される「オートフィルオプション」という小さいボタンを使って、「書式なしコピー(フィル)」を選択する方法がお勧めです。
試験を受ける上で大切なこと
これまでも何度かお伝えしてきましたが、検定試験は合格点を取ればいいので、100点を取る必要はありません。
100点を目指そうとし過ぎると、プレッシャーになります。ただでさえ本番は、いつもと違う雰囲気で緊張するものです。余計なプレッシャーを自分で自分に与える必要はないので、「合格点が取れればいい」と開き直りましょう。
ワープロ部門1級を受験した時の実体験です。
緊張しているつもりはなかったのに、手が震えて普段は絶対やらないミスをしました。沢山練習をして「絶対に合格できる」と自信があったにも関わらず、です。
余りにも変なミスをした事に笑ってしまって、すぐに気持ちを切り替えることが出来ましたが、どんなに余裕を持って試験に臨んでも、緊張はします。
緊張はしてもいいです。緊張しないようにしよう、と思うとそれがまたプレッシャーになります。
緊張している自分は自分としていったん置いておいて、いつものパフォーマンスが出せるように自分をコントロールすることに意識を置いてみましょう。
周囲の受験者のタイピング音が、すごく気になると思います。みんな自分より出来ていると感じる人もいるでしょう。
でも、実際はそうでもありません。
キーボードを叩く音が沢山聞こえるのは、入力ミスをして「BackSpace」を連打しているせいかも知れませんよ。
出来るだけ落ち着いて、皆さんが本番で実力を発揮できるよう、心から応援しています。もし当サイトが合格のお役に立ったら、「お問い合わせ」からお知らせ頂けたらとても嬉しいです。
福岡の一般募集試験を受験される方は、本番まであと1ヶ月弱です。残りの時間を大切に、焦らず1つ1つ練習をしていきましょう。
これまでの CS 検定に関する記事をまとめていますので、あわせてご確認ください。
それではまた。