こんにちは。
今日は、Excelの表で範囲選択をしたい時に使える、とっても簡単で便利な方法をご紹介します。
大きいサイズの表を範囲選択するとき、マウスで選択すると急にスピードが速くなって、余計なところまで選択してしまうんですよね…
- マウスで範囲選択するのが苦手
- もっと効率的に素早く範囲選択したい
- 検定や資格試験のために時間短縮したい
といった、Excelの範囲選択でお困りの方、ぜひこの後ご紹介する方法を試してみてください。
データの確認
まずは範囲選択をしたいデータを確認してみましょう。
操作確認用に、同じデータをダウンロードできるようにしています。
必要な方は下の「確認用データのダウンロードはこちらから」を押してください。
「範囲選択操作確認用データ」というファイル名のExcelデータがダウンロードされます。
ダウンロードされたデータは、ご自身のパソコンの[ダウンロード]というフォルダの中に入りますので、そちらからファイルを開いてください。
スマートフォンやタブレットでご覧の方は、動作保証できません。
ご自分のデータを使って確認するか、パソコンで記事にアクセスしてからダウンロードすることをお勧めします。
上記の確認用データをダウンロードされた方で、Excelを開いた時に「保護ビュー」とメッセージが出た場合は下記の記事で内容と対処方法をご確認ください。
69行目まである、大きいサイズの表です。
この表全体に、格子という罫線を引きたいと思います。
表全体を範囲選択する
それでは、表全体に格子という罫線を引くため、表全体を範囲選択していきましょう。
その際、範囲選択にはいくつかのやり方があります。
どれが正解でどれが間違い、ということはありません。
それぞれ試してみて、自分が一番やりやすいと思った方法を使ってください。
マウスでドラッグする
1つ目は、恐らく多くの方が利用している
マウスでドラッグする
という方法です。
この方法も、決して悪いということではありません。
ただ、大きいサイズの表を範囲選択していると、突然マウスのスピードが速くなって、ものすごく下のほうまで範囲選択されてしまうことがあります。
そこで今回は、それ以外の方法を2つご紹介します。
マウスと[Shift]キーを活用する
マウスに1つキーを足すと、マウスだけで範囲選択するよりもずっと楽に選択することができます。
使うキーは[Shift]キーです。
スタート地点のセルをマウスでクリック
それではやってみましょう。
まず最初に、表の左上角(指マークが示しているセル)を選択します。
この時は[Shift]キーは押さないでください。
左上角(=スタート地点)をクリックしたら、画面をスクロールして右下角(ゴール地点)が見えるところまで移動してください。
[Shift]キーを押しながらゴール地点のセルをマウスでクリック
表の右下角(=ゴール地点)が見えるところまで画面をスクロールしたら、[Shift]キーを押しながら右下角のセルをクリックしましょう。
表全体が範囲選択され、グレーに変わったと思います。
これで範囲選択は終わりです。
あとは罫線から格子を選択すれば、表全体に格子が設定されます。
[Ctrl]キーと[Shift]キーとキーボードの矢印キーを活用する
最後にご紹介する方法は、基本的にマウスを使いません。
人によっては、マウスが苦手だったり、ちょっと指が自由に動きにくい、という方もいますので、そういった方にはこの方法がやりやすいかも知れません。
スタート地点のセルを選択
最初に、表の左上角(=スタート地点)のセルを選択するところは、1つ前の方法と同じです。
ここだけマウスを使って選択してもいいし、矢印キーで移動して来ても構いません。
[Ctrl]キーと[Shift]キーを同時に押しながら矢印キーで選択したい方向を選ぶ
左手は[Ctrl]キーと[Shift]キーを同時に押します。
その状態で、右手下側にある矢印キーを使って、範囲選択したい方向を選びましょう。
下向き矢印を選ぶと、縦方向に最終行まで選択されました。
右向き矢印を選ぶと、横方向に最終列まで選択されました。
下向き矢印、右向き矢印と連続して選ぶと、表全体が選択されました。
このとき左手は、ずっと[Ctrl]キーと[Shift]キーを押したままにしておいてください。
表全体が選択出来たら、格子を設定して終了です。
使用上の注意
キーボードを使って範囲選択する方法は、マウス操作が苦手な方にとって非常に便利です。
ただ、データの状態によっては思うように範囲選択されない場合がありますので、その点をぜひ確認しておいてください。
今回ご紹介した方法で範囲選択するには、
データが連続して入力されている
必要があります。
下矢印、右矢印を使って範囲選択することが多いと思いますが、その方向に空白のセルがあると、そこで範囲選択は止まってしまいます。
そこから更に矢印を押せば、空白セルを越えてまた先に進みます。
絶対に最終行・最終列まで行くとは限りませんので、その点くれぐれもご注意ください。
応用編
今回は、左上角からスタートし、右下角までを範囲選択しました。
左下角から右上角に向かって、または右下角から左上角に向かって、という風に、対角線上であれば必ずしも左上から選択すると決まっているわけではありません。
下から上への選択もできると、より操作の幅が広がると思います。
左下角からスタートし、
右上角をクリックして範囲選択も可能です。
まとめ
今回は、Excelの表を範囲選択する方法をご紹介しました。
日常業務はもちろん、CS検定など、少しでも早く範囲選択したい時にもぜひ使って頂けたらと思います。
それではまた。